2004年 11月 07日
快楽エコロジー。 |
「ライフスタイル見直しフォーラム」快楽エコロジー、
にmeguと二人で行って来ました。
メインフォーラムの辻信一さんのお話を聞きたくて。
「スロー」を提唱している辻さんのことは、前から知っていて、
著書もいつも気になっていたものの一冊も読んだことはありませんでした。
それでも、なぜか辻さんの話が聞きたくて、のこのこ浜松町まで行って来ました。
そこで始まったフォーラムは辻さんが進行役となって、
4人のゲストの方とお話をするという形で行われました。
「北の国から」の蛍役の中嶋朋子さん、「構想日本代表」の加藤秀樹さん、
写真家で映画監督でもある本橋成一さん、ミュージシャンのOTOさん、
の4人の方と辻さんが制限時間内でお話をされ、
最後はOTOさん以外の全員でこの日の話をまとめて終了。
13:00~17:00まで、あっという間で、
「帰りたくなったら途中でも帰ろうね」と言っていたものの、
最後までキッチリ聞いちゃいました。
それぐらい、楽しかった。
mayuだけは、暇だったので土曜日も行って様子を見てきました。
出店ブースのある団体のだしたcafeで売られているクッキーが
どれも「マーガリン」使用のものだったりして、
軽くショックを受けてたので、またがっかりするのはいやだなと思っていました。
(「マーガリン」「ショートニング」など不自然な形の食べ物は好きではありません)
ですが、今日のフォーラムに関しては、
がっかりする心配なんて、やっぱり必要なかったみたいです。
出店ブースの方と、主催者側の考えはやっぱりちょっと距離があるように感じました。
それぞれどの方のお話もよかった。
特に加藤秀樹さんのお話、その姿勢がとてもかっこよくて、
二人でスッカリ、ファンになっていましました(笑)
印象に残ってるお話は、
ゴミ・都会の洪水・狂牛病・電車の中での化粧・日本の老人の寝たきり率
ムダな公共事業・年金問題・財政赤字・・・・、
これらの問題は、すべて「アウトソーシング」というキーワードで語れると言うこと。
「アウトソーシング」=「人任せ」(=無関心)
分業スタイルの社会で、人は公共的なことを行政にまかせ、
生活的なことは商業・企業にまかせる。
そうして手に入れた便利な社会(進歩・発展・近代化の象徴)の背景(裏側)には
上記のような問題が起きている。
効率化・競争化した結果と言うこと。
いくつか例を挙げれば、牛を飼うことを効率化し、本来の牛らしさを奪ってまで
ギュウギュウに飼うことを優先させた結果が狂牛病。
昔は、家の前をその家の人が掃除していてそれが連鎖していれば、
道路などの清掃はまかなえていたのに、今では、行政が清掃車で掃除をしている。
便利な社会を追求してきた結果、楽チンになったはずが実は楽しくない毎日。
人としての単純な幸せの継続のために必要な「社会のしくみ」が必要。
単純な幸せな毎日のためには、「平和」であることや「健康」老後の「年金」
「保険」などのちゃんとしたしくみが必要不可欠であること。
だけど、しくみばかり考えていて「楽しいか」「楽しくないか」の部分を忘れられている今。
たとえば、稲を育ててご飯を炊いて、食べるという一連の作業のような
「ひとつのことをずーっと一貫して全部やる」ということが
最近はなかなかされない。
「お菓子を手作りするような暮らし」を、実はみんな「いいな」と思ってたりもする。
で、ひとつのことをやっていると、なにか見えてくるものもあるけど、
今の社会は断片的なことの寄せ集めなことが多くて、
全てののことに対しての意識が薄くなってきている。
それをみんなウスウス感じていて、そういう毎日に満足できなくなってきている。
そこで、この社会やら、役人、政治を批判してもしょうがなくて、
自分達一人一人の「楽しい」「美しい」とおもう感覚を基盤にしていかないと
いけないというお話。
生活面からの快楽宣言なのです。
もう、共感しまくりでした。(氣志團で言うところの「共感しまクリスティ」w)
最後、全員でのまとめ。
加藤さんが「いろいろなものが見えるように言葉が繋ぐ」ことが大切、
のようにおっしゃってました。言葉が減って感じることも減ってきてるのではと。
テレビの食べ物番組で「食材」とか「食感」という表現はイヤだそうで、
鶏肉だとか、じゃがいも、にんじん、などが「食材」という言葉でまとめられていまい
食べた人の感想も「食感がいいですね」と言う具合になる。
食感と言う言葉は、「歯ごたえがいい」とか、「喉越しがいい」とか
もっと他の表現ができるとも言われてました。
その通りだと思います。
表現が貧弱になって、感じることも薄くなるように感じます。
中嶋朋子さんは、「スターピープル」というスピリチュアル系の雑誌で
記事を読んで以来、気になる人でして、かなりスピリチュアルに生活されているようです。
実際マジかで見た中嶋さんは普通に美しい人で、
「なんかやせてがりがりの人」という印象も払拭、
本当に感じのいい人でした。終始笑顔でしたし、物腰もとってもやわらかくて
気持ちのいい感じです。
中嶋さんが最後に、
「足りない」だとか「満たされない」などの思いを
消費することで得たものでいくら埋めようとしても、埋らない。
それは本来自分が持っているもので補ってあげないと。
というようなことをおっしゃっていて、
すごく心に染みました。
辻さんも、最後に「もったいない」ということが大切だと。
「お金でしか買えない」だとか、「奪ったり」「壊したり」して手に入れた
幸せは、なんと「もったいない」ことか。
資本主義も民主主義も本当に今はまだまだ未熟。
そして、これからの「ヒント」は私達の足元に豊かにあるんだよ。
というようなことをおっしゃって、
こちらも、感じること多かったです。
快く楽しいという生活をしていきたいし、
そういうことの具体的な方法のようなことを
私達はこの場で伝えていけたらいいな
という思いを新たにしました。
これは私達がHPを作ったキッカケでもあります。
そして、またHPを続けて行く意味というか
楽しさ、楽しみを見つけた気がします。
こういったフォーラムやいろいろと運動してる方(環境活動家のような)
のお話を聞いて、私は具体的にどうしたらいいのかって思う人が多いと思います。
そのとき、「私達はこうしてるけど、こういうのはどうかな?」って言う感じで
提案していけたら、それは私達が本当にやりたいことに
近いのではないかと、考えました。
これからも、そういったことを中心に、楽しい生活、
心地よい毎日を伝えて行きたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。
mayu
にmeguと二人で行って来ました。
メインフォーラムの辻信一さんのお話を聞きたくて。
「スロー」を提唱している辻さんのことは、前から知っていて、
著書もいつも気になっていたものの一冊も読んだことはありませんでした。
それでも、なぜか辻さんの話が聞きたくて、のこのこ浜松町まで行って来ました。
そこで始まったフォーラムは辻さんが進行役となって、
4人のゲストの方とお話をするという形で行われました。
「北の国から」の蛍役の中嶋朋子さん、「構想日本代表」の加藤秀樹さん、
写真家で映画監督でもある本橋成一さん、ミュージシャンのOTOさん、
の4人の方と辻さんが制限時間内でお話をされ、
最後はOTOさん以外の全員でこの日の話をまとめて終了。
13:00~17:00まで、あっという間で、
「帰りたくなったら途中でも帰ろうね」と言っていたものの、
最後までキッチリ聞いちゃいました。
それぐらい、楽しかった。
mayuだけは、暇だったので土曜日も行って様子を見てきました。
出店ブースのある団体のだしたcafeで売られているクッキーが
どれも「マーガリン」使用のものだったりして、
軽くショックを受けてたので、またがっかりするのはいやだなと思っていました。
(「マーガリン」「ショートニング」など不自然な形の食べ物は好きではありません)
ですが、今日のフォーラムに関しては、
がっかりする心配なんて、やっぱり必要なかったみたいです。
出店ブースの方と、主催者側の考えはやっぱりちょっと距離があるように感じました。
それぞれどの方のお話もよかった。
特に加藤秀樹さんのお話、その姿勢がとてもかっこよくて、
二人でスッカリ、ファンになっていましました(笑)
印象に残ってるお話は、
ゴミ・都会の洪水・狂牛病・電車の中での化粧・日本の老人の寝たきり率
ムダな公共事業・年金問題・財政赤字・・・・、
これらの問題は、すべて「アウトソーシング」というキーワードで語れると言うこと。
「アウトソーシング」=「人任せ」(=無関心)
分業スタイルの社会で、人は公共的なことを行政にまかせ、
生活的なことは商業・企業にまかせる。
そうして手に入れた便利な社会(進歩・発展・近代化の象徴)の背景(裏側)には
上記のような問題が起きている。
効率化・競争化した結果と言うこと。
いくつか例を挙げれば、牛を飼うことを効率化し、本来の牛らしさを奪ってまで
ギュウギュウに飼うことを優先させた結果が狂牛病。
昔は、家の前をその家の人が掃除していてそれが連鎖していれば、
道路などの清掃はまかなえていたのに、今では、行政が清掃車で掃除をしている。
便利な社会を追求してきた結果、楽チンになったはずが実は楽しくない毎日。
人としての単純な幸せの継続のために必要な「社会のしくみ」が必要。
単純な幸せな毎日のためには、「平和」であることや「健康」老後の「年金」
「保険」などのちゃんとしたしくみが必要不可欠であること。
だけど、しくみばかり考えていて「楽しいか」「楽しくないか」の部分を忘れられている今。
たとえば、稲を育ててご飯を炊いて、食べるという一連の作業のような
「ひとつのことをずーっと一貫して全部やる」ということが
最近はなかなかされない。
「お菓子を手作りするような暮らし」を、実はみんな「いいな」と思ってたりもする。
で、ひとつのことをやっていると、なにか見えてくるものもあるけど、
今の社会は断片的なことの寄せ集めなことが多くて、
全てののことに対しての意識が薄くなってきている。
それをみんなウスウス感じていて、そういう毎日に満足できなくなってきている。
そこで、この社会やら、役人、政治を批判してもしょうがなくて、
自分達一人一人の「楽しい」「美しい」とおもう感覚を基盤にしていかないと
いけないというお話。
生活面からの快楽宣言なのです。
もう、共感しまくりでした。(氣志團で言うところの「共感しまクリスティ」w)
最後、全員でのまとめ。
加藤さんが「いろいろなものが見えるように言葉が繋ぐ」ことが大切、
のようにおっしゃってました。言葉が減って感じることも減ってきてるのではと。
テレビの食べ物番組で「食材」とか「食感」という表現はイヤだそうで、
鶏肉だとか、じゃがいも、にんじん、などが「食材」という言葉でまとめられていまい
食べた人の感想も「食感がいいですね」と言う具合になる。
食感と言う言葉は、「歯ごたえがいい」とか、「喉越しがいい」とか
もっと他の表現ができるとも言われてました。
その通りだと思います。
表現が貧弱になって、感じることも薄くなるように感じます。
中嶋朋子さんは、「スターピープル」というスピリチュアル系の雑誌で
記事を読んで以来、気になる人でして、かなりスピリチュアルに生活されているようです。
実際マジかで見た中嶋さんは普通に美しい人で、
「なんかやせてがりがりの人」という印象も払拭、
本当に感じのいい人でした。終始笑顔でしたし、物腰もとってもやわらかくて
気持ちのいい感じです。
中嶋さんが最後に、
「足りない」だとか「満たされない」などの思いを
消費することで得たものでいくら埋めようとしても、埋らない。
それは本来自分が持っているもので補ってあげないと。
というようなことをおっしゃっていて、
すごく心に染みました。
辻さんも、最後に「もったいない」ということが大切だと。
「お金でしか買えない」だとか、「奪ったり」「壊したり」して手に入れた
幸せは、なんと「もったいない」ことか。
資本主義も民主主義も本当に今はまだまだ未熟。
そして、これからの「ヒント」は私達の足元に豊かにあるんだよ。
というようなことをおっしゃって、
こちらも、感じること多かったです。
快く楽しいという生活をしていきたいし、
そういうことの具体的な方法のようなことを
私達はこの場で伝えていけたらいいな
という思いを新たにしました。
これは私達がHPを作ったキッカケでもあります。
そして、またHPを続けて行く意味というか
楽しさ、楽しみを見つけた気がします。
こういったフォーラムやいろいろと運動してる方(環境活動家のような)
のお話を聞いて、私は具体的にどうしたらいいのかって思う人が多いと思います。
そのとき、「私達はこうしてるけど、こういうのはどうかな?」って言う感じで
提案していけたら、それは私達が本当にやりたいことに
近いのではないかと、考えました。
これからも、そういったことを中心に、楽しい生活、
心地よい毎日を伝えて行きたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。
mayu
by b-h-mayu-megu
| 2004-11-07 21:21
| 楽しい